みなさんこんにちは。ステッチ研究家のZESTIENです。
あまりのこだわりように『変態』と賞賛する人もいます。(←B型プラス思考)
★このページを見てくれた人にオススメ → 『世界一わかりやすい「両面ななめ縫い」の解説(2022年6月更新)』Check it out!
さて、今回は『ステッチについて Part 3』ということで、昨年の7月に『Part 1』『Part 2』とアップしたブログの続きというか、最新バージョンといったところですかね。
当時はまだ『両面ななめ縫い』を習得していなかったので、その辺で少し内容が変わっています。
今回、使用した工具はこの5つ。
これらの工具は同じ呼び名の物でも1万円以上する高価な物や、刃の部分の形状や大きさが違っていたり、元から使いやすいように研がれた状態で市販されている物もあり、ここにあるだけが全てではないのですが、とりあえず僕が持っている工具の中から比較的安価で手に入りやすいだろうと思われる物を選んでいます。(フラットオウルはちょっとだけ高いかな・・・)
では、実験開始。
それぞれの工具で縫い穴を開けるとこんな感じ。
この時点では、穴の形状が全然違うのがわかると思います。
そして、まず5番糸(ビニモMBT)で縫ったものがこちら。
細めの糸で縫った場合、縫った後も穴の形状の違いがハッキリしてるので、そのあたりで好みが分かれるかもしれませんね。
次に、0番糸(手縫機用糸)で縫ったものがこちら。
まず『菱目打ち』は違いがハッキリとわかりますよね。『フラットオウル』は穴が小さめなのもあって、ちょっと無理してる感があるかな。
『菱ギリ(菱型の穴)』と『研いだ菱ギリ(円盤型の穴)』では、『研いだ菱ギリ』のほうが隙間も埋まって無駄がないように見えます。
で『ヨーロッパ目打ち』ですが、『菱目打ち』と『研いだ菱切り』のちょうど中間のような感じで、ステッチの見た目と工具の使いやすさを考えると一番バランスが良いかもしれません。
(※ただし、僕の『ヨーロッパ目打ち』は先端を研いで角を丸くしてるので、無加工のものと比べると『菱ギリ』と『研いだ菱切り』ぐらいの違いは出るかもしれません)
裏面に関しては、細い糸も太い糸もまっすぐな縫い目になるので、穴の形状が違ったとしてもほとんど影響は無いようです。
そして、最近習得した『両面ななめ縫い』で縫ったものがこちら。
こちらも0番糸で縫いましたが、表面はさっきとほぼ同じ。
裏面はどの穴も綺麗にななめになりましたね。
実は今回、一番試したかったのがこの『両面ななめ縫い』で、菱目打ちとか菱ギリとか縫い穴の形状に関係なく、どの穴も裏面ななめになることが証明できたのは良かったと思います。
この『両面ななめ縫い』のやり方については、
この動画の 42分16秒 あたりから詳しく解説していますので、興味ある人はぜひ参考にしてみて下さい。
きっと「え!?こんな簡単にできんの!?」と思うはずです。
え〜最後になりますが、みなさんもいろいろ試してみて、自分好みのステッチを見つけてみてはいかがでしょうか?
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それではまた。
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